番組の概要をご覧いただけます(出演者の所属は収録当時のものです)
1回〜10回 11回〜20回 21回〜30回 31回〜40回 41回〜
31回 民間病院の危機
[ゲスト]佐藤眞杉さん(日本病院会副会長・佐藤病院理事長)村上信乃さん(日本病院会副会長・旭中央病院名誉院長)
過去3年間で破綻した民間病院はおよそ120にも上ります。今回は地域の医療を支える民間病院の危機について、大阪のある病院を例に考えます。この病院は平成14年、日本医療機能評価機構の認定基準を参考に、病院を新築移転しました。高度医療器具を設備して医療の質を高め、外来患者が多くなったにも関わらず、赤字に陥る民間病院の厳しい現実を探りました。
32回 民間病院の危機2
[ゲスト]木野昌也さん(北摂総合病院院長)梶原優さん(日本病院会常任理事、日本医療経営コンサルタント協会理事)
私達が利用する病院には公的と民間の二種類があります。診療内容に差がないので普段はあまり意識しませんが、経営の中身には大きな違いがあるようです。様々な費用に免除や補助金がつく公的病院に対し、民間病院はほぼ自己負担です。何故このような違いがあるのかを考えます。
33回 さまよえる医療難民 女性医師を眠らせない
[ゲスト]橋本葉子さん(東京女子医科大学名誉教授・理事・日本女医会前会長)渋谷博美さん(国立病院機構大阪医療センター)
医師全体の数の中で、男性医師の割合が減り、女性医師の割合が増えています。医師不足が社会問題となる現在、そこに浮かび上がったのは、現場を離れていく女性医師の存在です。医師免許取得後11年目の女性の場合、その2割が現場から離れています。今回は、女性医師のおかれている現状(妊娠・出産・育児との両立)を捉え、そこから見えてくる課題と解決策について考えました。
34回 女性医師は医師不足の切り札か
[ゲスト]瀧野敏子さん(NPO法人ejnet代表理事、ラ・クォール本町クリニック院長)陳若富さん(独立行政法人国立病院機構本部近畿ブロック事務所医療課長)
女性医師は医師数全体の16.5%を占めます。女性医師へのサポート体制は病院によって差があり、様々なサポートで多くの女性医師が働く大阪厚生年金病院と、女性医師不足に悩む国立舞鶴医療センターを通して、地方で女性医師が働くことの難しさ、サポート体制の広がりの難しさ、そして地方医療のあり方を考えます。 
35回 ナース不足で病院崩壊!?
[ゲスト]久常節子さん(日本看護協会会長)木村厚さん(全日本病院協会常任理事、木村病院院長)
平成18年4月の診療報酬改定で看護師の配置基準が改められ、1人が受け持つ入院患者数が10人から7人に減りました。過重労働の緩和や患者への手厚い看護が狙いですが、これにより看護師の病院間の引き抜きや都会の病院への移動が起こりました。新制度により看護師不足は解消するのでしょうか。それとも、ますます不足していくのでしょうか。看護師配置7対1を考えます。
36回 ナースの内診問題
[ゲスト]神谷直樹さん(日本産婦人科医会常務理事)岡本喜代子さん(日本助産師会専務理事)
産婦人科で働くナースには、看護師と助産師がいます。私達はその違いをあまり意識しませんが、助産師ができる内診を、多くの病院で本来はすることができない看護師が行っていた事が分かり、刑事事件にもなる大問題に発展しました。なぜ今まで誰も問題視しなかったのか、国の対応や現場の実態はどうなのかを見ていきます。
37回 さまよえる医療難民〜産科医集約
[ゲスト]内野直樹さん(社会保険相模野病院院長)前田津紀夫さん(前田産科婦人科医院院長)
今、日本全国で起きている産科医と助産師不足。出産の現場に過重労働がのしかかります。静岡県焼津市では、5つの産科医院が連携して、少ない人的資源を活用しています。また、神奈川県相模原市では、厚生労働省のモデル事業として、近隣の産科病院の集約化を進めました。今回は、周産期医療の現場で起きている現実と試みを紹介します。
38回 さまよえる医療難民 ADRの挑戦
[ゲスト]和田仁孝さん(早稲田大学法務研究科教授)水摩明美さん(市立豊中病院医療安全管理室室長)
医療をめぐるトラブルの裁判が増えている今、ADR(裁判外紛争手続き)と呼ばれる裁判によらない解決方法が模索されています。院内に仲介役を置き、トラブル解決を図る大阪の豊中病院を通し、なぜ裁判よりもADRなのか、患者や家族は何を望み、病院は患者のクレームにどう対応していくのかを考え、医療紛争解決の道を探ります。
39回 夜勤72時間制限の波紋
[ゲスト]小川忍さん(日本看護協会常任理事)古城資久さん(赤穂中央病院理事長、全日本病院協会理事)
2006年の診療報酬改定で、看護師の労働環境を改善するために夜勤を月に72時間以内としました。そのため夜勤専門のアルバイト看護師を入れるなど変化が生じ、看護師を集められず、病棟や夜間の救急を閉鎖する病院も増えています。また、夜勤回数が減り看護師は夜勤手当が減りました。改善策が生んだ意外な波紋を考えます。
40回 さまよえる医療難民〜潜在看護師を掘り起こせ!
[ゲスト]楠本万里子さん(日本看護協会常任理事)野呂昌子さん(秦野赤十字病院看護部長)
看護師不足により、十分な医療の提供ができないという悲鳴が聞こえますが、看護師全体の数の不足ではなく、資格を持っているのに働いていない看護師が多いのです。番組では、55万人とも言われる潜在看護師に、現場復帰を促す病院側の様々な努力を追い、潜在看護師を戻すことができた成果と課題を考えます。

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